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Brickは、自分で選んだアプリだけをロックするデジタルデトックスグッズです。アメリカのBrick LLC社が開発し、59ドルの買い切りで販売されています。
スクリーンタイムは1タップで無視でき、タイムロッキングコンテナはスマホごと使えなくなる。その中間を埋めるのがBrickです。
この記事では、Brickの仕組みと実際の使い方、他の手段との違い、購入方法までをまとめて紹介します。
Brickは「制限したいアプリだけ」をロックできるNFC式ガジェット
Brickは、スマホ本体は手元に置いたまま、選んだアプリだけを使えなくするデジタルデトックス専用のガジェットです。アメリカのBrick LLC社が開発・販売しています。
NFCタグとアプリを組み合わせたスマホ依存対策ガジェット
Brickは、小さなプラスチック製のタグ(Brick本体)と専用アプリのセットで成り立っています。タグにはNFC(近距離無線通信)のチップが入っていて、スマホをかざすと信号をやり取りする仕組みです。

仕組みはシンプルで、専用アプリで「封印したいアプリ」を選び、制限する曜日や時間帯を設定すると、その期間選択したアプリが使えなくなります。
電話やLINE、地図アプリなど依存性がなく生活に必要なアプリは対象から外せるので、スマホの便利な部分は残したまま誘惑だけを取り除けるのがBrickの魅力です。なおブロックできるのは、iPhoneならApple側の方針で電話アプリを除く全アプリ、AndroidならPhoneとランチャーを除く全アプリです。電話は仕様上ロックできないので、緊急の連絡が取れなくなる心配はありません。
NFC方式のため電池も充電も不要で、壊れない限り半永久的に使えます。本体価格は59ドルの買い切り、月額料金はかかりません。
ロックはスケジュールで自動化できる
ロックの開始方法は2つあります。Brickのアプリでスケジュールを設定する方法と、アプリ内のボタンで自分のタイミングで始める方法です。Brick本体が手元になくてもロックを始められるので、外出先でも使えます。
ロック対象のアプリは専用アプリの中で自由に選べます。iOSならSafariや特定のウェブサイト単位でのブロックにも対応しています。iPhoneはiOS 17.0以降、AndroidはAndroid 12.0以降が動作条件です。最大10個のカスタムモード(「仕事」「就寝」「休日」など)を作れるので、場面に応じてロックの範囲を切り替えられます。
解除にはBrick本体へのタッチが必要
ロックは簡単に始められますが、解除するにはBrick本体にスマホを物理的にかざす必要があります。アプリ上の操作だけでは解除できません。ここがスクリーンタイムとの決定的な違いです。
「アプリを削除すれば解除できるのでは?」と思うかもしれませんが、「Strict Mode」というモードを有効にすればアプリの削除や設定変更による解除も防げます。公式FAQでも「Strict Modeで抜け道を塞ぐ設計にした」と説明されています。
Brickのメリットは3つ
Brick公式が3,500人以上の利用者を対象に行った調査では、95%以上が気が散りにくくなったと回答し、99%以上がスクリーンタイムの削減を実感しています。
ここからは、実際に毎日使っている中で感じているメリットを3つ紹介します。
必要なアプリは残したまま封印できる
タイムロッキングコンテナはスマホ本体ごと箱に入れるので、必要なアプリまで一律に使えなくなります。Brickは逆で、封印するのは自分で選んだアプリだけ。仕事の連絡ツールや地図、家計簿など、生活に組み込まれているものは残したまま、YouTubeやInstagramといった見すぎてしまうアプリだけを断てます。
何を残して何を封じるかは人によって違うので、その線引きを自分で引けるのがBrickの強みです。私は毎日23時から翌朝10時まで、YouTubeとSNSをロックする設定にしていて、寝る前のダラダラ視聴がなくなりました。
アプリ操作では解除できないので意志力に頼らない
Brickでロックしたアプリは、アプリ内の操作では解除できません。Brick本体が置いてある場所まで行き、スマホをかざして初めて解除されます。
スクリーンタイムの「制限を無視」ボタンに何度負けたかわからない、という人は多いと思います。あの1タップに勝てる人はそもそもスマホ依存で困っていません。私はBrickを冷蔵庫に貼っているので、ソファから立ち上がる一手間が抑止力になります。また、朝の通勤電車では家にあるBrickに触れないので、そもそも解除という選択肢が存在しません。
月額不要の買い切りで長く使うほど得
Brick本体は59ドルの買い切りで、月額料金は一切かかりません。NFC方式のため電池も充電も不要で、壊れない限り半永久的に使えます。継続課金があるアプリやサービスと違って、支払いは最初の1回だけ。使い続けるほど1日あたりのコストは下がっていきます。
しかも1個のBrickは家族全員のスマホにリンクでき、それぞれ別のブロック設定を持てます。家族で共用すれば59ドルを人数で割る計算になるので、1人あたりの負担はさらに軽くなります。
Brickを使う前に知っておきたい注意点
良いところだけ書いても判断材料にならないので、使っていて感じた注意点と、海外のレビューで共通して指摘されている点もまとめておきます。
セットアップは慣れるまで少し手間がかかる
最初にロック対象のアプリを1つずつ選んでいく作業があります。インストール済みのアプリが多い人ほど選択肢が増えるので、初回は少し面倒に感じるかもしれません。
海外のレビュー(Consumer Reports、whatifididnt.com)でも、セットアップ中にアプリがクラッシュしたという報告が複数あります。ただ、一度設定が終われば日常の操作はタッチだけなので、初期設定さえ乗り越えればストレスはありません。
Androidはブラウザ単位のブロック未対応
iOSではSafariや特定のウェブサイト(YouTube.comだけ、など)を個別にブロックできますが、Androidではこの機能が現時点で使えません。
Androidユーザーでブラウザ経由のSNS閲覧が主な誘惑になっている場合は、アプリ単位のブロックだけでは不十分になる可能性があります。
緊急解除は5回ごとに申請が必要
Brick本体が手元にないときでもアプリ内から緊急解除できる機能があり、使えるのは5回分です。使い切った場合は公式の申請フォームからリクエストすれば、48時間以内に補充されます。
「5回」と聞くと少なく感じますが、逆にこの制限があるからこそ気軽に解除しなくなる、という面もあります。
Brickでできること
Brickのアプリでは、ロック対象の指定、ロック中の画面表示、スケジュールによる自動化という3つの機能が使えます。それぞれ何ができるのかを見ていきます。
ロックするアプリを自分で選べる
Brickアプリを開くと、インストール済みのアプリ一覧が表示されます。ロックしたいアプリにチェックを入れて、ロック対象のリストを作ります。逆に「残したいアプリだけを選び、それ以外を全部ロックする」という指定の仕方もできます。
カスタムモードは最大10個まで作れるので、場面ごとにリストを分けられます。公式が挙げている例だと、仕事モードはSNSをブロックしてSlackと地図を残す、家族時間はカメラ以外をオフ、睡眠モードは22時以降のメールとスクロールを禁止、といった組み方です。

ロック中に表示される画面
ロック中のアプリを開こうとすると、画面に「This is a Distraction」というメッセージが表示され、Brick本体にタッチしない限り先に進めません。ホーム画面上では、ロックされたアプリのアイコンがグレーアウトして砂時計マークが付くので、どのアプリがロックされているか一目でわかります。
スケジュールの自動設定画面
スケジュール機能の設定画面では、曜日・開始時刻・終了時刻を指定し、適用するカスタムモードを選びます。複数のスケジュールを並行して登録できるので、平日は仕事モード(メールは残す)、週末はフルブロック、といった使い分けもここで組めます。
Brick・タイムロッキングコンテナ・スクリーンタイムを比較
デジタルデトックスの代表的な3つの手段を、同じ項目で並べました。それぞれアプローチが違うので、自分の目的に合うものを選んでください。
| 項目 | Brick | タイムロッキングコンテナ | スクリーンタイム(iOS) |
|---|---|---|---|
| ロック範囲 | 選んだアプリだけ | スマホ本体ごと | 選んだアプリだけ |
| 価格 | 59ドル(買い切り) | 2,000円前後〜 | 無料(標準機能) |
| 入手のしやすさ | 公式サイトのみ・海外発送 | Amazon・楽天で即購入可 | 設定するだけ |
| ロックの設定・解除 | タグにタッチで切替、スケジュール設定可 | タイマー設定で時間まで解除不可 | 1タップで「制限を無視」可能 |
スクリーンタイムは無料で手軽ですが、解除が簡単すぎるのが弱点です。タイムロッキングコンテナは強制力が高い反面、スマホの全機能が使えなくなります。Brickはその中間に位置していて、「特定アプリだけ封印したいが、スマホ自体は必要」という人に合っています。
タイムロッキングコンテナについては、デジタルデトックスのおすすめグッズをまとめた別の記事でも紹介しているので、気になる方はそちらも参考にしてください。
Brickは公式サイトからのみ購入できる
Brickは日本の通販サイトでは販売されていません。
購入は公式サイト(getbrick.com)からの注文のみです。本体価格は59ドルですが、時期によってセールが実施されており、記事執筆時点では1個15%オフの50.15ドル、2個20%オフ、3個以上25%オフで購入できます。
購入の流れと送料のポイント
公式サイトでカラーを選び、通常のネットショッピングと同じ手順で注文します。発送拠点はアメリカ・イギリス・オーストラリア・オランダ・カナダの5か国にあり、日本へは海外発送になります。関税や輸入消費税がチェックアウト時に計算・前払いされるケースと、届いた際に別途支払うケースがあるので、注文画面で確認してください。
2個以上まとめて注文すると送料が無料になります。家族で共用できる製品なので、まとめ買いしても無駄になりにくいのは助かるポイントです。学生はStudent Beansの認証を通すと20%オフになります。
30日間の返金保証が付いているのも、海外通販としては安心できる点です。手元に届いてから合わないと感じた場合でも返品できます。
なお、この記事の紹介リンクから購入すると10%オフになります。
まとめ:Brickは「スマホを手放さず特定アプリだけ断ちたい人」向き
Brickは、スマホ依存を何とかしたいけれど、スマホ自体を取り上げられるのは困る、という人のためのガジェットです。電話やLINEは普段通り使いたい、でもYouTubeやSNSのダラダラ閲覧はやめたい——その「あいだ」にちょうどはまります。
一方で、スマホに触ること自体をやめたい人にはタイムロッキングコンテナの方が向いています。スクリーンタイムの「制限を無視」ボタンに何度も負けてきた人は、物理的な強制力があるBrickかタイムロッキングコンテナのどちらかを試してみる価値があると思います。
デジタルデトックスでスマホから離れた時間に何をするか迷う方は、おすすめの過ごし方をまとめた記事も書いているので、あわせて読んでみてください。

98年生まれの怠惰人間。
浪人・就職・同棲を経て、よい習慣で人生をちょっとよくしようともがいてます。勉強・デジタルデトックス・生活習慣について発信中。お笑いとラップが好き。



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