※当サイトの記事には、アフィリエイト広告リンクを含む場合があります。
「仕事でもっと成果を出したい」
「先輩に追いつきたい」
「今の会社以外に行ったとき、誇れるスキルがない」
こんなモヤモヤから「勉強しないとな」と感じる瞬間ありませんか?
ただ、今の世の中は情報が多すぎて、
- 何を勉強すればいいか分からない
- 英語・資格・プログラミング…選択肢が多すぎて決めきれない
というところで止まってしまう方も多いはずです。
そこでこの記事では、「自分は何のために勉強するのか」 を整理しながら、今の自分にとって現実的な「勉強の方向性」と「最初の一歩」を決めるための考え方をまとめました。
読み終わるころには、
- 自分の目的
- やるべき勉強の方向性
- 今日から始める具体的な一歩
がハッキリしている状態を目指します。
迷ったまま時間を流さないためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも「何のために勉強するか」が決まっていないと、何も決まらない
ここ数年「社会人も勉強すべき」「リスキリングが大事」という情報は大量に流れています。
ですが、その前提になるはずの
「そもそも自分は、何のために勉強するのか?」
がハッキリしていない人がほとんどです。
目的が曖昧なまま勉強ジャンルを選ぶと、
- とりあえず有名だからTOEIC
- なんとなく良さそうだからプログラミング
- SNSで見たから簿記・FP
といった「理由の弱い選び方」になり、「先にこっちを勉強すればよかった」、「勉強したけれどあまり役に立っていない」となりがちです。
もちろん、勉強することに意味があるという考え方にも賛成ですが、せっかく時間を使って勉強するなら「自分はどんな目的で勉強したいのか」 をざっくり言語化しておくのがおすすめです。
勉強する目的の例
例えば、勉強する目的は以下のようなパターンに分けられます。
- 今の年収・現職での評価を上げたい
- 将来の転職や副業の選択肢を増やしたい
- 今の仕事をラクにしたい・失敗を減らしたい
- お金や将来が不安で、とりあえず自分に投資しておきたい
- 純粋に興味ある分野を深掘りしたい
例えば筆者は、「今の職場での評価をあげたい」「お金や将来が不安」という理由でSEOやライティングの勉強を始めて、それがこのブログにもつながっています。
上の目的が全部当てはまる人もいると思いますが、「今の自分にとって、大事なもの」を1つ決めるだけで、選ぶべき勉強ジャンルはかなり絞れます。
このあと紹介する「目的別の勉強分野マップ」は、この「いちばん大事な目的」を前提に読んでもらうと決めやすくなります。
目的別「社会人が勉強すべき分野」のざっくりマップ
ここからは、先ほどあげた「目的」ごとに、どんな分野を勉強するとリターンが大きいかをざっくり整理していきます。
年収・評価を上げたい人向け
「とにかく今の会社で評価を上げたい」「給料を上げたい」という人は、転職用のカッコいいスキルよりも、今の仕事に直結する分野から手をつけた方がコスパが良いです。
具体的には、例えばこんな方向です。
- 自分の業界知識(業界の構造・プレイヤー・トレンド)
- 今の職種の専門知識(営業・企画・バックオフィスなどのど真ん中)
- 資料作成・ロジカルシンキング・コミュニケーション
どれも「地味だけど効く」分野で、ここを押さえると今の職場での成果がそのまま変わりやすいです。
勉強ジャンルの例でいうと、
- ビジネス書(自分の職種に近いもの)+実務系の講座
- 簿記・FP・TOEICなど、仕事に絡みやすい資格
あたりが現実的なスタートラインになります。
転職や副業に使えるスキルももちろん大事ですが、「今の会社で成果を出すための勉強」 は、上司の評価やボーナスに直結しやすいので、短期的なリターンで見るとむしろこっちの方が即効性があります。
筆者の経験的にも、意外と業務時間外に自身の仕事について学習する人は少ないイメージなので、少しの勉強の積み重ねで大きな差をつけることができる可能性があります。
転職・副業の可能性を広げたい人向け
「今の会社だけにキャリアを縛られたくない」「いつでも転職・副業できる状態にしておきたい」
こういう目的なら、職場依存じゃないスキルに寄せて勉強していくのが現実的です。
方向性としては、たとえばこんな分野があります。
- Webマーケティング
- プログラミング
- デザイン
- 動画編集
- ライティング
など
どれも、企業に勤めながらでも身につけられて、将来的に「転職」「副業」「フリーランス」のどこにでもつなげやすいスキルです。
ただし、いきなり高額スクールに申し込むのはおすすめしません。
やってみたら「思ってたのと違う」「全然おもしろくない」と感じるパターンも普通にあるからです。
まずは、
- 入門書 1冊
- YouTubeや動画講座(入門コース)
あたりで自分に合うかどうかをテストするのが先です。
この段階では、「これなら3ヶ月くらいなら続けられそう」「もう少し深掘りしてみたい」と思える分野が1つ見つかれば十分です。
逆に、全部触ってみてもピンと来ないなら、「無理してその分野に行かなくていい」という判断材料になります。
無料の教材がたくさん転がっている時代なので、いきなり高額スクールに10万〜30万投げる前に、お試しで広く触れる時期をちゃんと取る方が、結果的には安くて早いです。
今の仕事をラクにしたい・ミスを減らしたい人向け
「転職とかより、まずは今の仕事をなんとかしたい」
「毎日バタバタして、気づいたら残業になってる」
こういうタイプなら、いきなり専門スキルよりも、仕事の土台になるスキルを先に整えた方が効きます。
例えばこのあたりです。
- タスク管理・タイムマネジメント
- Excel / スプレッドシート / Notion などの仕事ツール
- 思考整理(ロジカルシンキング・メモ術)
タスク管理や時間の使い方を整えるだけで、
- ミスが減る
- 締め切り前にバタバタしなくなる
- 「やるべきこと」と「やらなくていいこと」の線引きがしやすくなる
といった効果が出やすいです。
また、この辺のスキルは、一度型が身につけば、部署や会社が変わっても一生使えるのも大きいポイントです。
具体的な勉強としては、
- タスク管理系の本(または動画)+実際にツールを1つ使ってみる
- Excel / スプレッドシートの基礎〜仕事でよく使う関数
- ロジカルシンキングやメモ術の入門書
あたりから始めると、そこまで時間をかけなくても「仕事がちょっとラクになった」が実感しやすいです。
特に、関数が苦手な方にはスプレッドシートがおすすめです。
Googleのアカウントがあれば無料で使えるので、家計簿、カロリー計算、筋トレ記録、競馬の予想など興味があることと絡めて触ってみてください。
こういった細かい積み重ね系を続けるには、こちらの記事も役立つと思います。
よければあわせて読んでみてください。
将来の不安を減らしたい人向け
「このまま年を重ねて大丈夫なんだろうか…」
「お金と健康がなんとなく不安」
など漠然とした不安が強い人は、お金と健康の“超基礎” を押さえておくと、メンタル的にかなり楽になります。
具体的には、
- マネーリテラシー
└ 税金・保険・年金
└ 貯金・投資の考え方(NISAレベルでOK) - 健康・メンタル系
└ 睡眠
└ 運動
└ ストレス管理
└ 瞑想
このへんは「プロレベル」を目指す必要はなくて、「簡単な仕組み」と「やってはいけないこと」を多少知っておくだけで大丈夫です。
やり方としては、
- 興味がある分野の入門書を1冊読む
- 補助として動画講座やYouTubeの良質な解説を見る
くらいでOK。
いきなり細かい投資テクニックや難しい医療知識に走るより、全体像 → 自分に必要な部分だけ深掘りの順で触れていく方が、挫折しにくく、実生活にも落とし込みやすいです。
純粋に興味ある分野を深掘りしたい人向け
「とにかくこの分野が好き」
「役に立つかは知らんけど面白い」
こういう勉強も、社会人にはかなり大事だと個人的には思っています。
例えば、
- 歴史
- 哲学
- 心理学
- 小説・文学
- 科学系の読み物
みたいな、すぐ仕事に直結しないものがあります。
効率だけで考えると後回しにされがちですが、「役に立つかどうか」だけで勉強を選び続けると、勉強そのものが嫌いになるリスクがあります。
上のような文化系の分野に詳しいところがあると、興味が広がったり、同じ分野に興味を持つ同僚や友達との話題が広がり、それが仕事のしやすさや、生きやすさにつながるということもあると思います。
なので、仕事やお金に直結する勉強とは別に、「役に立つかは置いといて、純粋に楽しい勉強」を1本持っておくくらいのバランスがちょうどいいです。
こういう分野は、興味の赴くままに本を読んだり動画を見たりするくらいの“ゆるいペース”で続けるのがおすすめです。
最初から「仕事に繋げなきゃ」と意識しすぎない方が、結果的に視野の広さや発想力に効いてきます。
個人的には、インスタントなショート動画やSNSにはあまり価値がないと感じているので、そういったものに時間を割きすぎないよう注意してください。
(迷ったら)筆者おすすめの3冊
ここまで読んで「方向性はなんとなく分かったけど、具体的に何から始めればいいか迷う」という人向けに、個人的に読んでよかった本を3冊だけ挙げておきます。
① 『サピエンス全史』
ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之(翻訳)
浪人中に予備校の先生が紹介してくれて、浪人が終わったときに真っ先に買ったのを今でも覚えています。
人類がどのように生まれ、どのように広がってきたかを大づかみに捉えられる、人類史の名著です。
個人的に一番おもしろかったのは、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人の生存競争の話です。ネアンデルタール人の方が脳は大きかった(=知能は高かった)と言われているのに、サピエンスは「言葉で複雑なコミュニケーションができたこと」で優位に立ち、生き残ったとする部分です。
著者のハラリはほかにも関連書籍を出しているので、刺さった人はシリーズで読んでみるのもおすすめです。
② 『ロジカルシンキングを超える戦略思考 フェルミ推定の技術』
高松 智史 (著)
分析っぽい仕事をもう少しちゃんとやりたくて手に取った一冊です。
フェルミ推定って「コンサルの面接でやるやつ」くらいのイメージでしたが、読んでみると仕事の場面でも使いやすいフレームワークが整理されていて、かなり実用寄りでした。
「なんとなく効率よく考えたい」「もう少し多角的に物事を見られるようになりたい」くらいの温度感の人にちょうどいいと思います
③ 『頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルに生きる』
アンディ・プディコム (著), 満園 真木 (翻訳)
ビル・ゲイツも読んだと言われている、瞑想の入門書です。
「瞑想に興味はあるけど、やり方がまったく分からない」という人向けで、イメージや比喩を使いながら、かなりかみ砕いて教えてくれます。
筆者もまだ瞑想は初心者ですが、何度か読み直して実践していくうちに、「こういう感覚を目指せばいいのか」が少しずつ分かってきました。
瞑想を始めてみたい社会人には、最初の一冊としておすすめです。
社会人がやりがちな「勉強の決め方の失敗パターン」
ここまで「目的別に勉強分野を選ぶ」という話をしてきましたが、現実には、決め方そのものがズレていて損しているパターンもあるかと思います。
例えば、
- 有名な資格にとりあえず手を出す
→FP・TOEIC・簿記…全部ちょっとずつかじって、どれも中途半端に終わる - 勉強法だけYouTubeや本で集めて、机には向かってない
→ノート術・参考書の選び方・最強の勉強法…の情報ばかり増えて、中身はゼロ - いきなり高額スクールに申し込んで、3ヶ月で燃え尽きる
→「高いお金を払ったのに、仕事が忙しくなってついていけなくなる」パターン - 「とりあえず英語」と言いながら、3年進歩していない
→本音ではそこまで英語を必要としていないのに、なんとなくやった方がよさそうで選んでいる
こうなる一番の原因は、「何のために」「いつまでに」「どのくらいのレベルまで」やるのかが決まっていないことです。
だからこそ、
- 目的
- 期間(期限)
を先に決めてしまった方が、勉強内容も決まりやすいし、続けやすくなります。
以前、勉強などを継続するために役に立つアプリについての記事も書いているのでよければ参考にしてください。
何を勉強するか迷うなら、まずは動画サービスで「ざっくり全体」を見るのもアリ
ここまで読んで、
「まだ分野を絞り切れない」
「自分には何が必要なのか、何に興味があるかがわからない」
という人もいると思います。
そういう場合は、教材を買う前にざっくり全体を眺めるフェーズを挟むのもアリです。
イメージとしては、様々な学習テーマを扱っているサービスで、なんとなく興味がありそうなもの(ビジネススキル・IT・お金・教養など)をざっと触ってみて、自分が引っかかるテーマを探すフィルターとして使う、という感じです。
ここで、社会人向けのオンライン学習サービス(例:Schoo)を使うのも1つの選択肢になります。
Schooが合う人・合わない人
Schoo(スクー)のような動画学習サービスが合う人は、例えばこんなタイプです。
- まだ専門分野は決まっていない
- 広く浅く、社会人としての基礎を押さえたい
- テキストより動画の方が頭に入る、または続けやすい
逆に、あまり向いていない人は、
- すでに明確な試験・資格(例:TOEIC◯◯点/簿記◯級)が決まっている
- ひたすら問題演習を回したい段階にいる
みたいなタイプです。
まとめ|「何を勉強するか」が決まれば、あとは続けるだけ
最後に、この記事のポイントをもう一度だけまとめます。
まずは 「何のために勉強するのか」 をはっきりさせる
目的に合わせて、勉強分野をざっくり選ぶ
今日決めるべきは、この2つだけです。
- 何のために勉強するのか(目的)
- いつまでにやるのか(期限)
「どの勉強が正解か?」は、やってみるまで分かりません。
でも、何も決めないまま、または続けられないまま1年経つのが、一番もったいないパターンです。
この記事を読み終わったタイミングで、「目的・期限」を決めて、最初の一歩を踏み出すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。


コメント